またしても根の治療が…
以前、治療に通っていた 患者さまですが
年末に『歯肉が腫れたと』の事で来院されました。
昔、前医の所で自費の白い歯を入れてあり
以前、当院にいらした際には根尖の骨が吸収していたので
再治療を進めましたが、『上物を外したくはないので このままで!!!』
との事でした。
しか~し、やってきました!!!
化膿していたところが 爆発したのです。
もう 上物を外すより 切った方が早いと説明したところ
歯根端切除を快諾していただきました。
術前
歯根の根尖周囲に黒い透過像が確認できる。(矢印部分)
白い棒状の薬が根の先端まで到達していません。
術中(レントゲンとは上下反対です。)
歯肉を切開すると、根尖周囲の骨が吸収し、穴が開いていた。
この状態は、すでに根尖2mm程度カットし
根管を見つけ、反対側からゴムにて閉鎖した状態です。
(矢印の左上の白く丸い点がゴムで閉鎖したところです。)
拡大した状態(レントゲンとは上下反対です。)
術後
根尖が短くなり矢印の部分に白い点が見られる。
これが 反対側から根管を閉鎖したゴムのレントゲン像です。
この状態で、治るのを待ちましょう。
昨日、オペを行い
今日、消毒に来られましたが
まったく痛みがなかったそうです。
良かった!!!
それにしても なぜ、このような酷い治療が出来るのでしょう…
常識的には 考えられないです。
上物は自費ですよ…
ひどすぎます。罪悪感はないのでしょうか?信じられません。
皆さん、根管治療の後は必ずレントゲンを撮ってもらい
説明を受けてくださいね!!!!!!