朝日新聞にこんな記事が掲載されていました。
『本読む親の子どもは優秀』
「成績上位の子どもの保護者は本をよく読む」
「下位の子の親が好むのはテレビのワイドショー」。
お茶の水女子大とベネッセ教育研究開発センターが共同で調査したところ、
親をハッとさせるこんな結果が出た。
保護者の普段の行動と子供の学力には強い関係性があるという。
国語の成績をみると、上位4分の1の最上位層の保護者の70.6%が
「本(漫画や雑誌を除く)を読む」と答えたのに対し、
下から4分の1の最下位層は56.9%にとどまり、13.7ポイントの差があった。
最上位層では
「家には本(漫画や雑誌を除く)がたくさんある」という回答も
72.6%あり、最下位層より24.6ポイント高い。
「子どもが小さいころ、絵本の読み聞かせをした」
も80.9%で、17.9ポイント高かった。
しかし、成績下位の子の親が子どもの学習に無関心というわけではない。
「ほとんど毎日、子どもに『勉強しなさい』という」
という答えは56.9%と、最上位層より5.7ポイント高かった。
調査チームは、
子どもの成績が思わしくないために小言を言いがち
になるのでは、とみている。
『行動変えれば、という問題ではない』
調査メンバーの浜野隆・お茶の水女子大学準教授(教育開発論)は
「『本を読む』『読み聞かせをする』などは家庭の文化といえる。
文章に接する機会が多くなれば読解力が高まる」と分析。
一方で、娯楽に向かう親の傾向も子どもに影響するとみており
「学校で授業を受け、勉強するには忍耐力が必要。
テストまでは勉強する、と欲求を抑える我慢が
養われにくいのではないか」
と言う。
耳塚寛明・同大副学長も
「学力格差は、保護者の所得や学歴、家庭の文化的環境などと
密接に関係している。保護者の行動を明日から変えればいい、
という簡単な問題ではない」
と指摘する。
日々の積み重ねが大事ということ!
『親の背を見て、子は育つ』
といいますからね!!