約5年ぶりに根管治療をしていた患者さまが来院されました。
スタッフから『どこかに、痛みがあるそうです!』と…
右上は根充してあるから、どこか ほかのカリエスか?
と思い、話を聞いてみると!
右上が痛いと…
親知らず?
それとも根治したところ?
だとしたら、 蓋が外れ唾液が侵入したか…
もう一度、根管治療のやり直しだな!と
思い、お口の中を拝見させていただくと
右上の根充した部分が…
『な、何と!!!!』
その時のレントゲン写真です。
蓋は約半年後外れ、そのまま放置していたと…
虫歯で歯冠はなくなり、歯根が骨内から浮いてきています。
隣の歯との透過像を比べていただくとわかるように、残った歯根も虫歯だらけ!
こうなってしまうとこの歯は残せず、抜歯となってしまいます。
≪デンタルレントゲン≫
この状態ではもう 歯根というより魚の骨といった感じ!
≪5年前の初診の状態≫
この当時は まだ しっかりとした歯冠・歯根が確認できます。
≪根管充填後の状態≫
昔のレントゲンは古くて不鮮明ですね!
最近のデジタルレントゲンはかなり見やすいのがご理解いただけるかと思います。
皆さん!
歯が痛くて 歯医者に行き
神経を取ったままになっている方が多いかと思います。
かなり時間のかかる作業なので、回数が必要です。
がんばって通っていただき、冠を被せないと
治療は終了していません!
根に栓をしたからといって、治療は終了ではありません。
必ず、通って 治療を終了するようにしてください。
でないと、今回のケースのように抜歯となってしまします。
心当たりのある方は、必ず 受診してくださいね!!!