今日は 診療後 浅草で
2月に1度の AOIS 8月例会がありました。
今回は
『インプラント解剖学 -臨床医が知らなければならない7つのチェックポイント-』
という演題で
東京歯科大学解剖学教室 准教授 阿部真一先生
によって行われました。
インプラント治療は骨に対する処置ですが、その骨の内部や周囲には
多数の動脈・静脈・神経が走っています。
そこで、7つのポイント
1.顎骨特有の吸収のしかた
2.下顎管・オトガイ神経の走行
3.舌動脈・舌下動脈
4.切歯孔・切歯管
5.上顎洞・上顎洞粘膜
6.翼突静脈叢
7.神経損傷の治癒のしかた
について、解説がありました。
スライドで それぞれのポイントに沿って検体を実際に提示、
人体をマンションのようにたとえ 非常にわかりやすく 吸収しやすい内容でした。
従来、解剖の話となると解剖の本や図・写真を示される方が多いのですが
日々 臨床で接している生の人体と同様の構造をいろいろな方向から
見ることができ、貴重な体験がえられました。
是非、東京歯科大学解剖学教室の阿部先生の講演が
またどこかで行われることがあれば、参加したいですね!