連続シリーズ 第5弾
新型インフルエンザについて ほ~とけない!!
朝日新聞から
季節性インフルエンザも、新型もウィルスの型は同じH1N1だ。だったら、季節性の予防接種も、少しは新型への防御力があるんじゃないか?
そんな期待を、米疾病対策センターが先月きっぱり否定した。「効果なし」。660人分の血を調べて結論づけた。
なぜか。北海道大助教の岡松正敏さんは「季節性ウィルスは、人の間で流行を繰り返すうち、起源の豚ウィルスと表面がずいぶん変わったからです」と説明する。今回の新型は起源の姿により近いため、ウィルスの表面に対応して作った季節性ワクチンは効かないのだ。
2009年10月2日より
新型インフルエンザのワクチンと季節性のワクチン。何度も医療機関に通うのではなく、同時に接種はできるのだろうか。
安全性や効果が下がるのではという疑問を持ったが、国立病院機構東京医療センターの岩田敏・統括診療部長は「新型も季節性もインフルエンザであることは共通しており、問題ないだろう」。
厚生労働省の専門家会議も国産ワクチンなら同時接種は可能と判断した。ただし、輸入ワクチンは現時点では可能と言えないという。国産にない成分が含まれる製品があり、安全性に関するデータがまだないからだ。
2009年10月3日より