歯科とも関係のある 『睡眠時無呼吸症候群』 が
朝日新聞に 掲載されていました。
睡眠時無呼吸症候群
男性会社員の2割 京大調査
男性サラリーマンの5人に1人が治療が必要な睡眠時無呼吸症候群だった事が、
京都大学の陳和夫教授(呼吸管理睡眠制御学)らの調査で分かった。
中でもメタボリック症候群の人ほど より重症な睡眠時無呼吸症候群だった。
25日、大坂市で開かれる日本睡眠学会で発表する。
研究チームは、関西の企業に勤める事務職の男性275人(平均年齢44歳)を対象に、
体重や腹囲、血圧、睡眠時に呼吸がとまる回数などを調べた。その結果、58人が無呼吸、
もしくは低呼吸が1時間あたり15回以上で、米学会の基準で治療が必要とされる
睡眠時無呼吸症候群と判定された。このうち23人が、国の基準でメタボリック症候群
に分類された。
メタボリック症候群の17%が、無呼吸と低呼吸が合わせて30回以上の重症患者で、
メタボリック症候群でない人(3%)より、かなり高率だった。軽症と中等症の患者の割合は、
メタボリック症候群とそうでない人で、大きな違いはなかった。
メタボリック症候群の人に重症患者が多いことについて、陳教授らは、内臓脂肪が腹部に
たまることで呼吸が浅くなり、睡眠時無呼吸の症状を悪化させているのではないかとみている。
睡眠時無呼吸症候群の人は心筋梗塞などの心疾患や、脳梗塞などの脳血管障害を
起こしやすい事が指摘されている。米国人男性の約1割が治療の必要な睡眠時無呼吸症候群
との報告があるが、国内患者の詳しい実態調査はあまりない。
陳教授は
「想定以上の高率で、治療が必要な患者がいる事がいることが分かった。
メタボリック症候群の人の中には、治療されないまま放置している重症の患者が効率でいる
可能性がある。脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険性が高まり、適切な治療を受けるべきだ」
と指摘している。
2009年10月22日 朝日新聞夕刊より
体調の事も考え 太り過ぎは禁物ですね。
セルフコントロールで 自分の身体を守りましょう!!!