光機能化バイオマテリアル研究会

昨夜の新年会に負けずに 勉強会に参加してきました。

光機能化バイオマテリアル研究会

何の事?とお思いに方もいるかもしれませんが

これがまた すごいんです。

 

以前、確か2004年 

UCLAエデュケーションコースに参加した際に

お世話になった小川先生の研究チームによる発見なのですが、

インプラントで使用している チタンのエイジングに関するデータがまとまり

そのエイジングをリカバリーすることができる機械が発売になりました。

そして、作用機序 と 効果 機械に関する説明会が

日本で最初の第一回として 行われたんです。

そこに参加された先生方たるや 日本で一流の

各スタディークラブのトップの方たちばかりでした。

 

そんな第1回研修会に参加できて光栄でした。

 

因みに チタンのエイジングとは

出来立ての インプラントのチタン表面は親水性(水と良く馴染む)なのですが

4週間もたつと チタン表面に炭素が付着し 疎水性(水を弾く)になってしまうのです。

つまり、出来立てインプラントを骨内に埋入すると血液と良く馴染むのですが

4週間以上経過したインプラントを埋入しても血が付きにくくなるということ

つまりは 骨がインプラント表面に出来にくくなってしまうということなのです

日本で使用しているインプラントは海外製品が多いので

必然的に 時間が経ってから入荷されます。

 

今現在のインプラントは 

45~65%しか表面に骨ができておらず

その結果 約98%の成功率でしかないということなのです。

もちろん この結果は 健康な方たちのデータなので

骨粗鬆症や糖尿病など難ケースのデータは考慮されていません。

 

そこである処理をすると インプラントの表面に98%(ほぼ100%)

骨ができるようになります。つまり、成功率が飛躍的に上がり

長いインプラントを使用する必要がなくなり、短いインプラントでも

まったく問題なくなるのです。

 

そう、この骨との接触率を上げる この技術がすごいのです。

細かいことは記載できませんが、素晴らしい技術です。

ただし 機械がかなり高価なものなので

購入するか迷っております・・・

良いものなのですが・・・

 

 

 

 

 

 

  カテゴリ:インプラント, セミナー