欠損した歯に土台(人工歯根)を埋め込み、
人工の歯を作るインプラント治療(自由診療)で、痛みや腫れが続くなど、
健康被害を訴える相談が増えている。
国民生活センターによると、
歯科インプラント治療の健康被害に関する相談は、
昨年11月までの5年間で343件。
平成18年は38件だったが、22年には82件。
痛みや腫れ、人工歯根の破損、化膿(かのう)や炎症などを訴える人が多く、
症状が続いた期間が分かっている204件のうち、4割以上が1年以上と答えた。
岡山県に住む60代の女性は、1本13万円と比較的安価な医院をインターネットで見つけ、
5本の歯をインプラントにした。
しかし、治療後の痛みが取れず、他の病院で診察を受けたところ、
5本のうち2本と別の歯1本を抜いてやり直すことになったという。
同センターは「医療機関や歯科医師によって、
治療水準に差がある恐れがある」と分析している。
また、インターネットやチラシに不適切な広告があるとして、
消費者に注意を呼びかけるとともに、関係機関に対し、
十分な情報提供や治療のガイドラインを定めるよう要望している。
TPPでも話題になていますが、医療は治療水準により左右されます。
コストではありません。
もちろん、コストを抑えることは必要です。
しかし、下げ過ぎることにより、需要は増えますが
数が多くなり 手術自体が煩雑になります。
つい先日 ニュースになった レーシックを思い出してください。
選択するのは 患者様。
良く考えてから 病院を選んでください。