プロテーパー
1.短時間で根管治療
根管治療は、治療時間が長くなることがしばしばあります。細かい作業により、ドクターの労力は計り知れません。また、患者さまへの負担も多くなります。通常の根管治療では、10本程度のファイルを交換しながら治療しますが、プロテーパーなら、最小3本のファイルで根管充?を行うことができますので、短時間で治療ができ、ドクターや患者さまへの負担が軽減できます。
メリットが可能になった理由
プロテーパーは、1本のファイルで2%~19%のテーパー変化(マルチプルテーパー)をもたせておりますので、プロテーパー1本で通常のファイル数本分の拡大形成をすることができます。根管長に合わせてファイルを交換するだけの、シンプルな操作手順となっておりますので、誰にでも簡単に導入していただくことができます。また、NiTi特有の柔軟性により、細い根管や湾曲根管においても、安全に少ない回数のファイリングで治療することができます。
2.様々な根管治療をカバーする豊富なラインナップ
臨床では、患者さまによって症例も様々です。抜髄根管治療だけでなく、再根管治療にも対応しなくてはなりません。出来るだけ多くの症例に対応できるように、プロテーパーシステムでは豊富な製品ラインナップを用意しております。
メリットが可能になった理由
抜髄根管治療には「プロテーパー」をご使用いただきます。再根管治療には「プロテーパーリトリートメント」を用意しており、充?後、時間が経って硬くなってしまったガッタパーチャポイントでも、容易に削り取ることができます。その他、プロテーパーと同じテーパーを持った「プロテーパー用ガッタパーチャポイント」や根管拡大用エンジン「X-スマート」、根管拡大補助材「グライド」などをお使いいただくと、より簡単に、効率よく根管治療を行うことができます。
3.手指に優しいハンドタイプ
普段からハンドファイルを使い慣れている先生方には、「プロテーパーハンドタイプ」を用意しております。ほどよい硬さのシリコーンハンドルを採用しており、持っている指先になじみ、長時間使用していてもストレス無く治療を行うことができます。
メリットが可能になった理由
ハンドタイプは、ステンレスファイル「センシアス」のシリコーンハンドルの経験を基に、持ちやすく、手指の感覚をそのまま伝えられるような硬さのハンドルに仕上げています。また、プロテーパーの断面形状は外側に少し膨らんだ凸状の三角形(コンベックストライアングル形状)をしているため、ファイルと根管壁との接触面積を小さくでき、切削効率を高めています。切削力が高いデザインであり、ハンドル部分を一回り大きくすることにより、少ない力で大きなトルクをかけることが可能になりました。