治ってよかったですね!!というか、よく消えた!!

昨年、とてつもない痛みと共に来院された方です。

昨日、再来院され 状況がかなり改善されていたので

皆さんにご紹介させていただきます。

2007.04.0236.d.jpg.jpg来院時は金属の適合も問題なく、

デンタル(小さいレントゲン)で確認できる範囲では 虫歯の取り残しも見当たらず、

特に問題はなさそうでした。

歯髄腔がかなり小さくなっているな、という事と 

根尖周囲の骨がやや暗く消失気味と

いうことぐらいで...

 

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しかし しかしパノラマ(全体をみる大きいレントゲン)

を見てみると

な なんと歯冠大よりも大きい根尖病巣が

あったのです。

これは症状が発症したら痛そうです。いや、発症してしまったのです。

かなり痛そう!!!かわいそうに。

 

結果、前医はうまく神経を残したのに、後で衰弱・壊死し腐ってきたんでしょうね。

一度、とてつもない痛みだとか、熱い物で痛いとか症状があったはずです。

3・4日我慢していると治まってしまうケースもありますから。

しかし、骨の中では次の反応が起きています。

そう、膿が貯まり始め、骨が吸収しはじめます。

後は、そう...どうなるか想像したら怖いですね。

 

当日、金属を外し根管内を拡大洗浄したのですが

特に著しい排濃はなく、まだ痛そうでしたので、麻酔後 外側を切開排濃しました。

そうすると暗赤色の血と黄白色の膿がドロッと出てきました。

この後、通常のように拡大が出来たからといって、すぐに根充材(根の中の栓)で

栓をすると根尖病巣が「消えるかもしれないし」、「消えないかもしれない」

ので、水酸化カルシウム療法で根尖を触知するのが

患者さまが解るところまで薬を交換し、約1年ほど経過してから根充(根の中にゴムを満たす治療)

を行いました。2008.04.1036.d.jpg.jpg

 

 

 

 

 

 

 

そして、半年後

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な、なんと、あれほど大きかった根尖病巣が消えているではあ~りませんか。

1本の為に、かなり時間を費やし、患者さまにも「まだ終わらないんですか!!!」

と、いろいろありましたが、手術して顔を腫らすよりは良かったのではないかと。

小柄な女性でしたし、接客業でしたから。

神経を取ったら必ず根の治療を完治させ、

歯に違和感があったら必ず歯科を受診しましょうね!!

 

  カテゴリ:根管治療