以前からメンテナンスで 通われていた患者様ですが、
保存するには厳しそうな歯牙を 歯科用CTで撮影してみると
案の定 骨が吸収していました。
初診時 歯科用CT
初診時 レントゲン
従来のレントゲンでは 診断できる画像は厳しいですね!
そこで、抜歯の同意を得て インプラント治療へと移行しました。
抜歯後 3か月で インプラント埋入手術へ
オペ前 歯科用CT
皮質骨は保存できていますが、
海綿骨の再生状況が芳しくありません。
オペ前 レントゲン
従来のレントゲンでは
骨の再生については まったくわかりません。
オペ前 口腔内
角化粘膜の再生は 十分量です。
粘膜反転画像
抜歯窩内の骨再生が不十分。
歯科用CT画像と同じ状況です。
術中 歯科用CT
下歯槽神経までの距離がないため
術中に実際の距離の確認を行います。
インプラント埋入後 咬合面
抜歯窩の中心に初期固定が得られた
インプラントが埋入しています。
しかし、骨とのギャップが2ミリ以上存在します。
インプラント埋入後 側方
頬側の骨が少し足りません
GBR後
自家骨とのギャップを
低速ドリリング時の骨片と
移植骨で埋めています。
GBR後 側方
頬側のインプラント面が移植骨によって
隠れています。
粘膜縫合後
術後レントゲン
術後 歯科用CT
下歯槽神経1.5ミリ上に
インプラントが埋入されています。
3か月後に 二次手術を行い
インプラントを粘膜上にだし、上部構造の型どりを行っていきます。