他院にて抜歯され、インプラントをフラップレスで行った方です。
初め セカンドオピニオンで来院され、
インプラント・ブリッジ・義歯を悩まれていました。
それぞれの利点・欠点を説明させていただき
最終的にインプラントを選ばれました。
≪術前 咬合面≫
頬側(右側)に波打った骨吸収の状態(ADCのマークの左側にある赤い粘膜が
白い粘膜へと入り込んでいる状態)が確認できます。
≪術前側方≫
欠損部の頬側の骨が水平的に若干ボリュームが減っています。
≪術前 レントゲン≫
矢印の部分に抜歯した歯のソケットが確認できます。
下の上向きの矢印の場所に黒い透過像が確認できます。
根尖病巣が大きかったことがわかります。
≪術前歯科用CT画像≫
左上の画面で頬側の骨の欠損が確認でき、
右上の画像では根尖病巣による骨の欠損が確認できます。
左下では根のあった部分に2つ黒い骨欠損が確認できます。
≪埋入後≫
第二小臼歯と第2大臼歯間にインプラントのヒーリングキャップがあります。
切開をしていないため出血が全くありません。
≪埋入後側方≫
歯肉とヒーリングキャップの間に出血がありません。
初期固定がしっかりしていたので、オペ後仮歯を入れられたのですが
準備していなかった為 当日埋入のみで終えました。
≪術後レントゲン≫
骨内にしっかりと埋入されている状態が確認できます。
根間歯槽骨と根尖部既存骨に維持を求め初期固定が得られています。
大臼歯部用のインプラント体の為 歯根相当部透過像と根尖病巣部分の
再生されつつある骨の部分(黒い透過像部分)が無くなっています。
≪術後歯科用CT画像≫
舌側皮質骨に沿わし埋入され、頬舌側的に既存骨内に埋入されているのが確認できます。
初期固定も得られているので、6~8週待った後に
型どりをし 上部構造を入れていきます。