小さくなったんですけどね…

何年も前から 違和感が取れず 放置していたそうです。

『噛むと痛い』という事で 通常の根管治療を治療をスタートしましが…

 

≪初診時のレントゲン≫

根充材がほとんど見られず 矢印で囲んだ所に

白くもやもやとした根尖病巣が確認できます。

術前.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪治療途中:歯科用CT≫

今年導入したCTで撮影してみました。

矢印の部分に黒く透過した根尖病巣がはっきりと確認できます。

大粒の小豆大くらいの大きさです。

16アンプタ前.pdf.jpg

 

 

 

病巣自体は縮小してきましたが、食事の際の違和感が改善しない為

歯根端切除術膿胞摘出術を行う事にしました。

 

≪歯根端切除後レントゲン≫

根管内に根充材が緊密に充填され

矢印の部分まで縮小し 摘出された根尖病巣の像が

なんとなくではあるが確認できます。

術後.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪歯根端切除後 歯科用CT画像≫

左上の画面:矢印の部分から骨を削除し、骨内へのウインドウを開け

        歯根端切除と膿胞摘出を行いました。

        黒い像が根尖部の像とつながっているのが確認できます。

右上の画面:根尖まで綺麗に根充材が満たしているのが確認できます。

左下の画面:左側から骨内へ黒い像がつながっているのが確認できます。

右下の画面:矢印の部分の骨が削除され近心歯根が確認できます。

        根尖に白い根充材が確認できます。

16アンプタ後.pdf.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のケースも やはりきちんとした根管治療がされておらず

その結果 根尖病巣ができ 違和感が出ているのだと思われます。

今回 歯根端切除と歯根膿胞摘出術を行いましたが

これにより 症状が改善・消失してくれるかと思います。

 

後日 その後として 報告させていただきますね。

 

  カテゴリ:根管治療, 歯根端切除, 歯科用CT