一昨年、歯肉が腫れて痛みがあり来院された患者さまです。
馬鹿みたいに 太く 長い コア(金属の心棒)が、入っていました。
根は2根あり右側にカーブしている もう1根を見落としたのでしょう…
治療されている根の 根尖手前で太く削られすぎている為に
治療されていない根のほうにファイルが入らなくなったのでしょう。
その為に根尖周囲骨が溶け、黒く透過した状態でレントゲンで確認できます。
初診時
根管治療スタート時
根尖がダブルラインで確認でき、2根ある事が確認できます。
根充材除去中
以前の根充材を除去し、治療されていない根管に
ファイルが入りますが、もう片方の根管が異常に大きく
入りにくい状態となっていた為、患者さまと相談の後に
アンプタ(歯根端切除術)を行う事としました。
オペ直前
以前の根充材は全部とれましたが、骨吸収に改善像が
確認されません。
オペ直後
右に曲がっていた根が 根尖をカットされ無くなっており、太く開いた根管内を
根充材が緊密に満たしている。
オペ後
僅かではあるが、骨の透過像に改善の兆候が見られる。
(白くなりつつある。)
オペ後半年
骨の透過像がかなり改善してきている。(黒色から白色へ変化してきている。)
オペ後11か月
ほぼ、骨の透過像が改善された。
(骨の無い 黒い部分が無くなり、白い骨の部分が再生している。)
あとは、上の歯の部分の治療を終わらせましょうね!!
日付: 2009年1月5日 カテゴリ:根管治療, 歯根端切除